絶対に”もう一度”見たくなるー短編映画「ケンジとケイスケと」上映会+ハーバード賢治単独ライブ
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(Photo from Facebook)

2018年5月12日(土)

JR横須賀線・東戸塚駅から徒歩5分。クラシックの演奏会がこぞって行われる、巷で有名なアットホームな隠れ家的シアターホール「Sala Masaka」にて、写真映像作家の松井みさき氏による短編映画「ケンジとケイスケと」上映会、そして映画にも出演しているニューヨークのギタリスト ハーバード賢治氏の単独ライブが行われた。

●短編映画「ケンジとケイスケと」とは?

絶対に”もう一度”見たくなるー短編映画「ケンジとケイスケと」上映会+ハーバード賢治単独ライブ
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短編映画「ケンジとケイスケと」は、アメリカ・ニューヨークのブルックリンにて、ミュージシャンとして生活する二人のギタリスト「ケンジ」と「ケイスケ」の日常を描いた約25分ほどの短編ドキュメンタリーだ。日々の生活で大切なことを思い出せてくれる、深くメッセージ性のある内容とテーマが評価され、2017年にはショートショートフィルムフェステイバル&アジアで入選を果たした実力作だ。映画のBGMは、映画にも出演しているハーバード賢治さんが作曲し、ハーバード賢治さんと松野圭介さんが演奏している楽曲が使用されている。

今回は、ニューヨークからハーバード賢治さんも来日され、映画「ケンジとケイスケと」上映会・ハーバード賢治さんの来日単独ライブ・トークセッションが行われた。

●”偶然の重なり” から生まれた映画ー「ケンジとケイスケと」

まずは、映画「ケンジとケイスケと」を全員で鑑賞。この映画の特徴は何と言っても「深いメッセージ」。「偶然は必然である」「Alone is not lonely」と言った、日々の忙しい生活で忘れてしまいがちだけれど、とても大切なことが映画にはたくさん詰まっている。

映画内でも紹介されているが、なんとこの映画は、松井みさき監督が直感的に作るのを決めたのだそう。ひとつ目の理由は、松井みさきさんのいとこの名前が、偶然「ケンジ」と「ケイスケ」だったこと。ふたつめが、松井みさきさんとケンジさんが同じ神戸出身であり、しかも実家が非常に近かったこと。このような偶然が重なったことで、みさきさんは「これは何かあるかもしれない」と直感的に感じ、カメラを回して2人のドキュメンタリーを撮ることを決めたのだそう。

●耳に心地よいサウンドー ハーバード賢治さんソロライブ

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続いて、ハーバード賢治さんによる単独ライブ。現在発売中のCDや、映画のBGMを即興アレンジした曲が演奏された。つまり、毎回のライブで演奏されるたびに、CDで録音された音とはまた違った楽しみ方ができるのだ。逆に全く同じものを再現していないため、「その場限りでしか聞けない貴重な曲」ということになる。耳に心地よいサウンドが印象的で、聞いているととてもリラックスができるのが、賢治さんのギターの特徴だ。会場の音響の良さも合わさって、観客は束の間の温かい演奏を楽しんだ。

●映画の裏話も聞けるーQ&A・トークセッション

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最後は、松井みさき監督と演奏を終えたハーバード賢治さんによる、1対1のトークセッション。ここでは、映画ができた経緯や撮影の裏話など、その場でしか聞けないお話を知ることができた。「ハーバード賢治さんは、演奏するときに何を考えて演奏しているのですか?」「映画の中で一番伝えたかったことは?」など、途絶えることなく積極的に質問があがった。

トークセッション中に松井みさきさんが話していたことが、この映画の鑑賞者はリピーターが非常に多いということ。それも2回や3回ではなく、4回目というツワモノもいるほど。映画を何回も鑑賞された人は「映画の最後に映っているカモメが3羽いて、それは ケンジさん・ケイスケさん・みさきさんを象徴していると気づいて驚いた」と、非常に細やかなところまで見てコメントしており、本映画のファン層の厚さを感じられた。

日々の忙しい生活で忘れてしまいがちだが、とても大切なことがたくさん詰まっている本作品。映像から垣間見れる束の間のニューヨークのスローライフを楽しむも良し、ケンジさん・ケイスケさん・松井みさきさんによって映し出される洗練された言葉に触れるも良しだ。

一度見たら「必ずもう1回見たくなる」そんな傑作を、ぜひ1度見てはいかがだろうか。

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